スズキ 初代ハスラー MR31Sの、
バッテリーを交換DIYしました。
その時の作業工程や、交換後の乗り心地など、
この記事でまとめていきます。
交換に関する作業難易度は、
それほど、難しい事はありません。
車のバッテリー交換DIY:
当然、リスクもありますが、
手順さえ間違えなければ問題ありません。
※ただし、DIY交換をするか否かは、あなたの自己責任です。
この記事をご覧頂き、「できそうだな」
と感じて頂けた場合は、
おそらく問題なく交換できる思います。
交換作業の方法をご覧になりたい場合は、
下の目次からリンクをクリックして、
ご希望の部分からご覧ください。
カーバッテリーの役割と交換の重要性
まずは、カーバッテリーの役割について、
ご紹介させて頂きますが、
あなたは役割をご存じでしょうか?
バッテリーの役割は、
車に電気を供給する事です。
車を動かすために、
様々シーンでバッテリーの力を借りています。
- エンジンを始動させる時
- ヘッドライトやルームランプなどのランプ類
- カーナビ
- カーオーディオ
- ワイパー
- エアコン
- パワーウィンドウ
特に重要になってくるのが、
エンジンを始動させる時ですね。
つまり、バッテリーがダメになってしまうと、
エンジンをかける事ができず、
車を動かす事ができなくなるのです。
特に冬場は要注意です。
寒さでバッテリー性能の低下しやすく、
いざ乗ってみると、
エンジンがかからない!という事も…。
最近のバッテリーは高品質のため、
へたりを感じる事が少なく、
突然ダメになってしまう事が多いようです。
バッテリーはタイミングが来たら、
例え、使えていたとしても、
定期的に交換する事をおすすめします。
カーバッテリー交換の目安
車のタイプによって寿命は異なりますが、
アイドリングストップ車の場合、
2年~3年が寿命だと言われています。
ハイブリッド車は、少しだけ長くて、
4年~5年程度だと言われています。
アイドリングストップは、
エンジンの始動と停止を繰り返す事になるので、
各パーツへの負担が大きいためです。
私個人的な意見ではありますが、
アイドリングストップほどいらない機能はありません。
ほんの少しの燃費向上のために、
バッテリー含む、プラグなどへの負担が大きく、
パーツの消耗が激しいですからね。
話がそれましたが、
アイドリングストップ車は3年程度、
ハイブリッド車は5年程度が寿命です。
ただし、短距離の移動が多い場合などは、
バッテリーへの負担が大きいので、
より交換時期は早まるかもしれません。
ちなみに、バッテリーが劣化してくると、
下記の症状が現れると言われています。
- エンジンがかかりにくくなる
- パワーウィンドウの動きが遅い
- ヘッドライトが暗い
- アイドリングストップしなくなる
などがあります。
上記の症状が出ている場合は、
すぐに交換する事をおすすめします。
他にも、カー用品店で、
バッテリーチェッカーを使って、
容量のチェックを行ってもらえます。
実は、私もカー用品店で見てもらい、
バッテリーの劣化に気が付きました。
バッテリーを確認してみたところ、
なんと5年前の2019年交換のバッテリーでした。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement-12.jpg)
3年程度の寿命だと言われる中、
よく5年も頑張ってくれた!
自覚症状はありませんでしたが、
交換するタイミングでもあったので、
バッテリー交換をDIYしました。
バッテリーのインジケーター
写真のカーバッテリーを見て頂くと、
インジケーターが緑(良好)ですよね。
しかし、注意が必要です。
バッテリーの中には、セルが6つあり、
インジケーターはそのうちの1つのセルの、
監視と充電状態、液量を表示しています。
6つのうち、5つのセルに問題があっても、
監視しているセルに問題がなければ、
インジケーターの警告は現れません。
※セルはバッテリー内にある乾電池のようなものです。
インジケーターだけを見て、
バッテリー状態は判断する事はできません。
バッテリー交換 DIYの進め方
自分でカーバッテリーを交換するメリットは、
費用をグッと下げる事ができる点です。
正直、カー用品店やディーラーは、
バッテリー交換の工賃が高すぎますから…。
ただし、自分で行う場合は、
当然リスクも生じる事を頭に入れておきましょう。
すべては自己責任です!
というわけで、
早速バッテリー交換を進めていきます。
- 適合するバッテリーの入手(商品選び)
- メモリーバックアップの入手
- バッテリー交換
まずは、車両に適合するバッテリーを、
手に入れていきましょう。
また、バッテリー交換の際に、
電装品のメモリーを残しながら行う、
メモリーバックアップの使用もありです。
メモリーバックアップを使用する事で、
カーバッテリー交換後の、
車両側のリセット作業がなくなります。
バックアップしない状況で交換をすると、
ディーラーでリセット作業が必要な場合もあるので、
個人的には用意する事をおすすめします。
ちなみに、ハスラーのリセット作業は、
非常に簡単だったため、
私はバックアップなしでの交換をしました。
※リセット作業の方法は、車種によって異なります。
車に適合するバッテリーを探そう
カーバッテリーの適合は、
車ごと、車の型式、タイプごとに異なります。
アイドリングストップ車の場合は、
それ専用のバッテリーが必要となります。
まずは、適合する商品を探しましょう。
おそらくですが、ネットで購入する場合、
下記の3つのメーカーに限られると思います。
- パナソニック(カオス)
- ボッシュ
- GSユアサ
個人的な意見ではありますが、
正直、どのメーカーも大差はありません。
優劣をつけるのが難しいくらい、
その製品の品質も高いためです。
カオスが一番人気だと思いますが、
カオスの製造はGSユアサが行っており、
GSユアサのOEMバッテリーのようなのです。
こういうからくりがありますから、
正直、メーカーによって、
大きな品質の差はないと考えています。
というわけで、私は、
一番お手軽に購入できたGSユアサにしました。
あなたの好み、販売価格などで、
メーカーを決めて頂いて、
メーカーの適合ページを確認しましょう。
下記が、代表的なバッテリーメーカーです。
この3社のどれかを選んでおけば、間違いないでしょう。
車両の型式、年式、排気量などを、
車検証と照らし合わせて、
上記の各メーカーページからお探しください。
私の車両情報がこちらです。
- 車種:スズキ ハスラー
- 年式:平成26年2月(2014年2月)→車検証の初年度登録を確認
- 型式:DBA-MR31S
- 備考:アイドリングストップ車
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/gsyuasa-conformity-hustler-buttely.jpg)
適合するカーバッテリーの情報は、
「K-42R」とわかりました。
で、こちらが購入した
ハスラー適合のカーバッテリーです。
Amazonで7,200円でした。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement01.jpg)
カー用品のパーツは、
在庫がしっかり管理されている
Amazonでの購入をおすすめします。
バッテリーの場合、ヤフオクやメルカリなどの、
個人間の売買はやめておいた方がいいです。
配送時のバッテリー液漏れが多いのですが、
個人間の取引の場合、
保証してもらえない事があります。
やっぱり、安全を購入する意味でも、
Amazonからの購入をおすすめ致します。
また、仮に、適合間違えをした場合でも、
Amazon.co.jpからの購入・発送の場合、
返品を受け付けてもらえます。
安心を買う意味でも、Amazonがおすすめです。
バッテリー交換の具体的な手順
フィルター交換のように簡単ではありませんが、
やるべきことは非常にシンプルです。
気を付けて、焦らず行えば、
失敗する事はないでしょう。
必要なものは、手袋と、工具(スパナ&レンチ)です。
10mmと8mmのスパナ&レンチを準備しましょう。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement02.jpg)
必要なものは、これだけ。
専門的な工具は必要ありません。
車両の電装機器のメモリーを、
維持しながら交換を行っていく場合は、
メモリーバックアップをご用意ください。
大体1500円程度です。
エーモン、カーメイトなら、
間違いありませんよ!
バッテリー交換の具体的な7ステップ
カーバッテリー交換の手順
- 車のボンネットを開ける
- バッテリーのステー(固定金具)を外す
- マイナス端子、プラス端子の順番で取り外す
- バッテリーの載せ替え
- プラス端子、マイナス端子の順番で取り付ける
- バッテリーをステーで固定する
- バッテリーをゆすって、端子が緩まないか確認する
- 車両でのリセット作業を行う
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/01/airfilter-replacement06.jpg)
運転席の右下にあるバーを手間に引くと、
ボンネットのロックが外れます。
あとは、ボンネットを上げて、バーで固定します。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement03.jpg)
- 赤枠=バッテリーステー(固定金具)
- 黄枠=マイナス端子
- 青枠=プラス端子
ステーから取り外していきます。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement-04.jpg)
ステーのナットをすべて取り外してしまうと、
落として取れなくなる恐れがあります。
ナットを緩めていくと、フック部分が取れるので、
ナットを全部取らないように注意しましょう。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement05.jpg)
続いて、マイナス、プラスの順番で端子を外します。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement06.jpg)
赤枠のナットを緩めていくと、
端子を取り外す事ができます。
ナットの締め付けによって、
端子が変形し抜けない場合もありますが、
端子の両サイドを広げていくと取れます。
※マイナスドライバーがあると便利です。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement07.jpg)
マイナス端子を取り外したら、
端子が金属に接触するのを防ぐために、
何かでガードしておくといいでしょう。
続いて、プラス端子を外していきます。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement08.jpg)
マイナス端子の時と同じ要領で、
プラス端子も取り外していきます。
ステーと端子の取り外しができたら、
バッテリーの載せ替えをしていきましょう。
取り外した時と逆の順序で、
新しいバッテリーを固定していきます。
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement-09.jpg)
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement-10.jpg)
![](https://msd777.com/wp-content/uploads/2024/02/hustler-battery-replacement-11.jpg)
これで、バッテリー交換は完了です。
ナットの付け外しができれば、
作業自体は完了してしまう手軽さです。
一応、バッテリー交換後は、
端子が緩んでいないかを確かめるために、
軽くゆすってみましょう。
ゆすってもバッテリーが動かない事、
端子が外れない事を確認して、
交換作業はこれで完了です。
お疲れさまでした!
ややこしそうに見えて、
手順は非常にシンプルですから、
難しい作業ではありませんよ。
あとは、ボンネットを閉めて、
リセット作業を行っていきます。
バッテリー交換後の車両リセット作業
メモリーバックアップを使用していた場合、
このリセット作業は不要です。
バッテリー交換を行った後は、
必ずリセット作業を行っておきましょう。
リセットを作業を行う事によって、
車両のコンピューターが「交換」を認識し、
正しい動作を行う事ができます。
リセット作業が面倒という場合は、
メモリーバックアップを使用したほうがいいでしょう。
ハスラー(MR31S/41S)の、
リセット作業は以下の通りです。
- パワーウィンドウのリセット
- イグニッションON(エンジンはかけない)で運転席の窓を全開にする。
- 運転席の窓を閉めて、約3秒間ボタンを保持する。
- ウィンドウがオートで動くか、確認する。
- 電子スロットル学習のリセット
- イグニッションON(エンジンはかけない)状態で5秒以上保持する。
- ブレーキストロークセンサのリセット
- イグニッションON(エンジンはかけない/ブレーキペダルも踏まない)状態で5秒以上保持する。
面倒なリセット作業がなかったため、
私はメモリーバックアップを使用せずに、
バッテリー交換を行いました。
バッテリー交換後、車両の日付と時間が、
消えてしまっていたため、
こちらの設定を行って終了しました。
その他、ナビ系のメモリーはそのままでした。
バッテリー交換DIY後の車の変化
正直、「おっ!」と感じる変化はなく、
バッテリー交換前と同じです。
若干、エンジン始動させたときの、
かかりが良くなったかな?という程度で、
大きな変化は感じませんでした。
ただ、最近のバッテリーは、
急にダメになってしまう事が多いようなので、
トラブル前に交換できてよかったです。
トラブル防止のためにも、
消耗品は定期的な交換をしておきたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
バッテリー交換って非常に高額ですから、
なんとか自分で、DIYで交換したい!
と考える方が多いと思っています。
そんな方の参考になれば幸いです。
YouTubeにも、情報があると思いますので、
この記事と、動画を組み合わせて、
イメトレをしてDIYに臨んで頂ければと思います。